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ユニテックの太陽電池子会社、生産能力3倍に増強へ


ニュース その他製造 作成日:2010年11月2日_記事番号:T00026276

ユニテックの太陽電池子会社、生産能力3倍に増強へ

 
 プリント基板(PCB)大手、燿華電子(ユニテック・プリント・サーキット・ボード)が8月1日に設立した太陽電池事業の100%子会社「燿祥光電(ユニテック・ソーラー)」は、年産能力を現在の30メガワット(MW)から90MWへと3倍に引き上げることを決め、第4四半期中に相次いで設備搬入、量産を開始する。また、近く製造工程のボトルネック解消作業を実施すれば、100MW到達も見込まれる。2日付経済日報が報じた。

 太陽電池業界が第4四半期にオフシーズン入りし、一部メーカーでは値下げ観測も聞かれる中、燿華電子は「年内はフル稼働が続く」と楽観。さらに、燿祥光電は生産能力が足りず供給不足傾向にあるため、値下げには追随しないと説明した。また、原料の多結晶シリコン調達が若干ひっ迫しているが、必要量の85%は供給契約を結んでおり、スポット市場での調達は15%にすぎないため、不足の懸念はないと強調した。

 燿祥光電の今年の売上高は15億台湾元(約40億円)が見込まれ、来年は生産能力増強で、今年の2.7倍、40億元も狙える見通しだ。また同社は、来年第3四半期に年産能力を150MWに増強することも視野に入れている。