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日本のDVD減産効果は期待薄、台湾メーカーがブルーレイに注力


ニュース 電子 作成日:2010年11月2日_記事番号:T00026283

日本のDVD減産効果は期待薄、台湾メーカーがブルーレイに注力

 
 2009年時点で世界第4位の光ディスクメーカーだった太陽誘電が先ごろ、DVDなど光ディスクの生産能力を約40%縮小すると発表したことを受け、市場では中環(CMCマグネティクス)、錸徳科技(ライテック)など台湾メーカーへの発注が増えるとの見方が出ていたが、CDやDVDの需要が年々減少する状況の下、大きな効果は期待できないもようだ。このため台湾メーカーは、今後の成長はやはりブルーレイディスク(BD)次第との考えから、積極的に同製品の生産拡大を進めている。2日付電子時報が報じた。

 BDの生産は、技術的および資金的な参入障壁が高いことから、2008年に規格が制定されて以降、ソニー、パナソニック、TDKなどの日本メーカーが25ギガバイト(GB)単層ディスク市場で世界シェア70%以上を占め、独占してきた。しかし最近、CMCやライテックといった台湾メーカーが25GB単層ディスク生産能力を急速に伸ばしており、今年末には台湾が日本を超え世界一の生産拠点となる見通しだ。

 このほか台湾メーカーは、50GB2層ディスクの生産拡充にも取り組んでおり、来年は生産能力が2〜3倍に拡大する見通しだ。