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デルの価格誤表示、消費者が勝訴


ニュース 電子 作成日:2010年11月2日_記事番号:T00026286

デルの価格誤表示、消費者が勝訴

 
 パソコン大手の米デルが昨年6月、台湾でのインターネット直販で、液晶ディスプレイの価格を定価より大幅に安く誤表示した際、誤った価格で購入した消費者に対し商品引き渡しを拒否したことは不当だと訴えられた裁判で、台北地方法院は1日の二審で原告の女性の主張を認めて売買契約は成立していると判断し、デル側に契約履行を命じる判決が確定した。2日付蘋果日報が伝えた。

 原告は当時、定価より7,000台湾元(約1万8,500円)安く誤表示された20インチ液晶ディスプレイ2台をそれぞれ999元、1,700元で購入し、クレジットカードで代金を決済していた。当時の価格誤表示では、5時間に10万件もの購入申し込みが殺到した。

 原告の女性は「ここまで争うのに要した気力は既に商品価値を上回っている。今回の判決をネット販売業者が重く受け止めることを望んでいる」とコメントした。

 台湾デルは「判決書を受け取っていないため、コメントできないが、デルは消費者の権利にかかわる法律を順守し、引き続き顧客にサービスを提供していく」とした。