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サムスンのタブレット、中華電信が0元プラン


ニュース 電子 作成日:2010年11月2日_記事番号:T00026290

サムスンのタブレット、中華電信が0元プラン

 
 サムスン電子がアップル「iPad」への対抗機種として打ち出したタブレット型パソコン「ギャラクシータブ」が、今月15日に台湾に上陸する。中華電信は1日、ギャラクシータブと組み合わせた通信プランを発表。本体価格0台湾元での購入も可能とした。通信キャリアによる調達で、台湾タブレットPC市場は来年、80万〜100万台規模への拡大が見込まれる。2日付工商時報などが報じた。
 
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サムスン「ギャラクシータブ」(同社リリースより)

 中華電信が発表した通信プランは、「月額基本料金1,349台湾元、ギャラクシータブ4,990元(約1万3,200円)」、「基本料金2,549元、ギャラクシータブ0元」など6通りで、30カ月の加入が求められる。1台当たりの販促費用は最高2万5,990元に上り、アップルの「iPhone4」を上回る。同機種は今後、遠伝電信(ファーイーストーン・テレコミュニケーションズ)や台湾大哥大(タイワン・モバイル)も取り扱う。

 ギャラクシータブは7インチディスプレイ、重量380グラムで、基本ソフト(OS)はアンドロイド2.2を搭載。3G HSDPA、802.11n Wi−Fi、ブルトゥース3.0の各通信方式に対応し、500万画素のCMOSカメラも装備している。電子ブックリーダーとしての使用も可能だ。iPadとの最大の違いは、電話およびカメラ機能が付いていることだ。

 台湾サムスン電子は10月22日、台湾市場に初めて割り当てられる同機種350台の購入予約の受け付けを行ったところ、3時間で埋まる人気となった。台湾でもiPadとタブレット市場首位を争う激しい競争が見込まれているが、iPadは世界的に欠品状態で、台湾で通信キャリアが取り扱う時期は年末または来年初頭にずれ込むとみられている。

通信キャリアの調達70万台に

 石木標・中華電信副経理は1日、来年、通信プランと組み合わせる携帯デバイスの調達を約210万台と、今年の200万台から5%引き上げる考えを示した。このうちスマートフォンを30〜40%、タブレットPCを約10%とする計画。通信キャリア各社によるタブレットPCの合計調達台数は70万台以上となり、台湾での同製品の普及に重要な役割を果すとみている。なお、持ち運びの便利さから7インチ機種が主流になると予想している。
 
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ビボテレコム、自社ブランドを計画

 通信キャリアでは威宝電信(ビボテレコム)が来年第1四半期、自社ブランドのタブレットPCの発売を計画している。高画質映像が中心のタブレットPC向けコンテンツサービスプラットフォームも立ち上げて、利用者を引き付けたい考えだ。

【表】