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南亜プラのEGプラント、今月中旬に再稼動前倒し


ニュース 石油・化学 作成日:2010年11月3日_記事番号:T00026302

南亜プラのEGプラント、今月中旬に再稼動前倒し

 
 台塑集団(台湾プラスチックグループ)の南亜塑膠工業(南亜プラスチックス)は、年次保守で操業を一時停止しているエチレングリコール(EG)第1プラント(年産35万トン)について、今月中旬までに前倒しでの稼働再開を決めた。最近、住友化学とサウジアラムコ社の合弁、ペトロ・ラービグ社のEGプラントが停電で操業停止、中国市場でも計3基(年産105万トン)が間もなく年次保守に入ることでオファー価格が1週間に14.4%上昇していることから、南亜プラはEG価格上昇のタイミングで稼働を再開することにより利益拡大を狙う。3日付経済日報が伝えた。

 南亜プラはまた、12月に年産40万トンのEG第2プラントの操業開始も予定している。

 EG価格はアジアスポット価格が1トン当たり970米ドルと安定する一方で、原料のエチレン価格が下落しているため、粗利益は1トン70米ドルから100米ドルまでに拡大している。今後もエチレンスポット価格の下落が予想され、EGの利幅は拡大する見通しだ。