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作成日:2010年11月3日_記事番号:T00026310
スマートフォン出荷台数、来年は倍増=TRI予測
シンクタンク、拓ボク産業研究所(ボクは土へんに僕のつくり、TRI)の最新調査によると、台湾の今年の携帯電話出荷台数は前年比25%増の7,500万台で、うちスマートフォンは3,200万台となる見通しだ。また来年、スマートフォン出荷は今年に比べ103%増して6,500万台となり、携帯電話全体(53.3%増、1億1,500万台)の半数以上を占めると予想している。3日付自由時報が伝えた。
またTRIによると、宏達国際電子(HTC)は来年、通年で92.3%成長の5,000万台が見込め、台湾メーカー全体の携帯電話出荷の43%を占める見通しだ。ただ、スマートフォンの低価格化と中国市場進出により、平均販売単価(ASP)は300米ドルを割る可能性がある。
なお来年の世界全体のスマートフォン出荷台数は、前年比42.8%増の4億台で、市場浸透率は27.59%に上昇する見通しだ。さらにそのうち低価格製品の出荷台数は今年の300万台から4,000万台へと10倍以上の成長が見込まれる。
TRIは「スマートフォンは低価格化と機種の多様化により、大手ブランドが研究開発(R&D)コストや粗利益率を考慮して大規模な外部委託を行い、台湾メーカーにも恩恵が期待できる」としている。