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銀聯カード利用額、累計100億元突破


ニュース 金融 作成日:2010年11月4日_記事番号:T00026328

銀聯カード利用額、累計100億元突破

 
 決済サービス会社の最新統計によると、中国の銀行が発行するキャッシュ・クレジットカード「銀聯カード」の台湾における利用額が、昨年8月のサービス開始から10月末までの累計で100億台湾元(約267億円)を突破したことが明らかになった。また中国・国慶節(建国記念日)連休で台湾を訪れる中国人観光客が増えた10月は、単月10億元の過去最高額を記録した。4日付聯合報が伝
えた。

 利用額が順調に伸びていることを受け、同カードの決済を統括する中国銀聯(チャイナ・ユニオンペイ)は、台湾での事務所設立に向け準備を進めている。既に台北市民生東路の高級オフィスビル「環球商業大楼」に入居が内定しており、事務所長に就任予定の潘東氏が先月31日から台湾を訪れ、今週中に台湾の大手銀行を訪問するようだ。

 ただ、中台間の金融、証券先物、保険に関するの3業界の業務交流や投資について定めたいわゆる「両岸金融三法」には、中国銀聯のような業種の台湾拠点設置に関する規定はなく、現時点で依拠すべき法律が存在しない。また、金融業の外資に関する規定に基づけば、同社の資本金は条件を満たしておらず、台湾事務所の設立は困難とみられる。