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北京新光天地事件、和解は当局が全面主導


ニュース 商業・サービス 作成日:2007年9月13日_記事番号:T00002634

北京新光天地事件、和解は当局が全面主導

 
 新光三越百貨と北京華聯集団との合弁大型商業施設「北京新光天地」で、華聯が新光三越を経営から閉め出そうとした事件は華聯側が11日謝罪声明を出して幕引きとなったが、13日付経済日報によると、両者の和解は対外イメージの悪化を恐れた中国当局が強力な介入を行って、当初譲歩する気のなかった華聯側を説得した結果であることが分かった。

 和解によって、呉昕達北京新光天地総経理はそのまま職にとどまり、華聯側に解任された台湾人幹部たちも復職する。 

 和解を演出した中国当局は、華聯との長時間の協議に赴いた呉東興新光三越董事長と、吉小安華聯董事長の握手シーンを中台双方のメディアに取材させようとしたが、急きょ取り消しとなったということで、感情面で大きなしこりが残った可能性がうかがえる。新光三越を経営から排除しようとした華聯と再び協力関係が築けるのか、今後の展開が注目される。