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公務員版動物占い、45%が円満型の「タコ」


ニュース 社会 作成日:2010年11月5日_記事番号:T00026351

公務員版動物占い、45%が円満型の「タコ」

 
 行政院人事行政局が地方公務員を対象にインターネット上で行ったアンケート調査の結果によると、約45%が「融通が効く」「円満型」などの特徴を持つ「タコ」に当てはまったことが分かった。リーダータイプの「トラ」は最少の約8%で、一般的な公務員のイメージが覆ることにはならなかったようだ。

 この調査はネットによる職能評価で、海外ではポピュラーだが台湾で実施されたのはこれが初めて。全土の地方公務員11万余りが対象で、そのうち8万人以上が自主的に参加・回答した。

 公務員自身が仕事に対する態度や内容について回答し、それをコンピューターが解析。回答者を異なる5種類の動物に当てはめた結果、最も多かったのは、「物事に対して用意周到で融通も効き、誰とでもうまくやれる」という性格の「タコ」で、44.5%と約半数を占めた。これは世界平均より14.5ポイントも高い数値だ。

 タコに次いで多かったのは、仕事で負担の公平性や品質を重視する「ミツバチ」(24.5%)。忍耐強く、組織の「和」を重視する「ペンギン」(13.5%)、明朗で楽観的な「イルカ」(9.9%)と続いている。

 勇敢で挑戦的、積極的な「トラ」タイプは7.6%と最も少なかった。これは世界平均と比べ7.4ポイント低い数値で、台湾では、チャレンジ精神が旺盛でリーダーシップを取る公務員は少ないことが分かった。

 また、人間関係よりも任務の完成を重視するタイプは52%で、任務よりも人間関係を重視するタイプ(48%)をわずかに上回った。先に考えてから行動する守備タイプは60%で、攻撃タイプの40%よりも多く、公務員の保守的傾向を裏付けている。

 しかし、なぜこの5種類の動物なのか?と疑問に感じる市民も多いようだ。仕事中ほとんど席を離れず、たまに市民に応対する際にはトゲトゲしい態度をとる「ウニ」公務員や、責任を他人に押し付けて自分は無関係を決め込み、危険を感じると砂に頭を突っ込む「ダチョウ」みたいな公務員もいる、との声もある。