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鉄鋼・金属
作成日：2010年11月5日_記事番号：T00026364
光洋科技、希少金属リサイクルで競争力強化
光洋応用材料科技（ソーラー・アプライド・マテリアルズ・テクノロジー）は、希少金属（レアメタル）のリサイクル能力向上や中国湖南省でのインジウム供給源確保などで、競争力を強化していく構えだ。市場関係者は、同社が2011年に30％の増益が可能だとみている。５日付工商時報が伝えた。
陳李賀董事長によると、同社は希少金属のインジウム、ガリウムの生産に注力しており、台南新工場が完成する来年にはインジウムの生産量が世界需要の３分の１に相当する年360トンに達するとの見通しを示した。
中国政府は最近、希少金属10種類について、戦略備蓄を行い、需給調整を行う方針を示している。希少金属の価格動向は中国政府の政策方針と深く関連しており、今後の動きが注目される。
同社はこのほか、貴金属、ハードディスク・光ディスクの材料、半導体リサイクル、太陽光発電、液晶・発光ダイオード（ＬＥＤ）関連事業などを手掛けており、いずれも来年にかけて業績の伸びを見込んでいる。
