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マツダ11年モデル、円高で値上げ


ニュース 自動車・二輪車 作成日:2010年11月5日_記事番号:T00026366

マツダ11年モデル、円高で値上げ

 
 マツダ台湾は4日発売した2011年モデルの新型マツダ3(日本名:アクセ ラ)2車種で、旧モデルから2万台湾元(約5万4,000円)以上の値上げを行った。同社は「年初から円高が10%進み為替差損が大幅に拡大しているため、やむを得ない措置」と説明した。今回の円高を理由に値上げを行った自動車メーカーは同社が初めてで、日本車を導入する他社の動向が注目される。5日付中国時報が伝えた。

 今回発売したうち主力車種の5ドア2.0では、旧モデルから3万元引き上げ78万9,000元とした。値上げに関し陸彦瑞執行長は、「製品のアップグレードとオプションで価格以上の価値を消費者に届け、値上げの影響を緩和したい」と語った。

 また裕隆日産汽車は、販売に大きな影響が出ないようコスト増の一部は自社で吸収するとしながらも、年末発売の11年モデルでは値上げは実行するとしている。値上げ幅は現段階で未定だ。

 台湾ホンダも「値上げは避けられない」としており、上げ幅は2万~3万元程度で他社と足並みをそろえる方針だ。

 一方和泰汽車は、今年初頭の大規模リコールの影響が残るとして、シェア33.5%確保のため年末まではトヨタ車の価格を据え置く方針だ。