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IC設計業界、Q4も業績後退予測


ニュース 電子 作成日:2010年11月5日_記事番号:T00026376

IC設計業界、Q4も業績後退予測

 
 台湾系のIC設計業者は、需要期の第3四半期に業績が伸び悩んだのに続き、第4四半期も10~20%の減収が見込まれている。5日付電子時報が伝えた。

 業界関係者によると、顧客企業による在庫調整は今年第2四半期から始まり、既に在庫水準は低下しているとみられるが、受託生産メーカーを中心に在庫をさらに圧縮する動きがみられるという。

 別の業界関係者は「市場の在庫水準は既に合理的なレベルまで低下しており、近く需給バランスが取れるとみられる」と指摘。年末から来年初めに、春節(旧正月)前の在庫確保で需要が拡大することに期待感を示した。

 最大手の聯発科技(メディアテック)は、10月に下半期で2回目の値下げを行い、シェア確保に努めているが、価格下落で収益性の低下は避けられず、業界内には、市況回復時期が来年第2四半期までずれ込むとの悲観的な見方も存在する。