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火鍋店の貝柱は偽物、検察が事情聴取


ニュース 社会 作成日:2010年11月8日_記事番号:T00026382

火鍋店の貝柱は偽物、検察が事情聴取

 
 「火鍋」と呼ばれる台湾式鍋料理の具として、一部飲食店で販売されていた貝柱やアワビが、イカを原料にホタテエキスなどで味付けした偽物だったことが判明し、彰化地検は4日までに、詐欺の疑いで飲食店5カ所の経営者に対する事情聴取を行った。自由時報が伝えた。

 飲食店は、食材卸業者から購入した具材に原材料が表示されており、明らかに本物の貝柱やアワビではないことを知りながら、来店客に本物であるかのように販売していた。

 指摘を受けた火鍋店の経営者は「貝柱として売っているのは、貝柱の食感がある具材のことだ。消費者から質問があれば、合成食品であることを説明したい」と釈明した。

 検察はまた、台中市内の食材卸業者を家宅捜索し、出荷記録などを押収した。業者は「詐欺の意図はなく、業界では長年の慣習だった」などと説明しているという。 

 市中の火鍋店では、200〜300台湾元(約540〜810円)の価格で本物の貝柱やアワビが出されないことを消費者もある程度承知している。ただ、消費者の間からは正確な商品表示を行ってほしいとの声が出ている。