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1~10月の輸入物価指数、前年比12.5%上昇【図】


ニュース その他分野 作成日:2010年11月8日_記事番号:T00026383

1~10月の輸入物価指数、前年比12.5%上昇【図】

 
 行政院主計処が5日発表した10月の物価概況によると、輸入物価指数は米ドルベースで前年同月比10.41%上昇、台湾元ベースでは5.4%上昇した。1~10月では米ドルベースで前年同期比12.5%上昇、台湾元ベースでは7.87%上昇しており、輸入型インフレを懸念する声も上がっている。6日付自由時報が伝えた。
 
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 これに関し主計処は、「農工業原料の国際価格上昇が続いているが、台湾元の為替相場上昇がこれを緩和しており、今年はインフレは起こらない」と分析している。一方、施顔祥経済部長は「物価上昇がさらに深刻化した場合は、輸入業者からメーカー、小売業者に対し価格調整の協力を求める、もしくは財政部による関税と営業税(付加価値税)の調整を通じて衝撃を抑えることもあり得る」との考えを示した。

 なお、10月の消費者物価指数(CPI)は106.46ポイントで、前月比0.66%上昇(季節要因調整後は0.06%上昇)、前年同月比0.56%上昇、1~10月でも前年同期比0.88%の上昇にとどまっている。卸売物価指数(WPI)は前月比0.53%下落(季節要因調整後は0.37%上昇)、前年同月比3.84%上昇の107.93ポイントだった。