ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

富士康の自殺者、今年14人に


ニュース 電子 作成日:2010年11月8日_記事番号:T00026400

富士康の自殺者、今年14人に

 
 6日付蘋果日報が中国メディアの報道を基に伝えたところによると、鴻海科技集団(フォックスコン)傘下の富士康国際(FHI)深圳工場(広東省)の観瀾エリアで5日、新たな自殺者が出た。同社で自殺を図った従業員は今年に入って14人目で、死亡者としては12人目となり、同社が数度にわたる賃上げや防護柵の設置など自殺防止策を強化したにもかかわらす、再び自殺者が出たことで大きな注目を集めている。

 地元紙、南方都市報傘下「奥一網」の報道によると、自殺したのは湖南省出身の22歳の男性で、富士康での勤務は8カ月。5日午前1時20分ごろ、寮の建物から飛び降りたという。自殺の理由は昇給がなかったこと、および異動先の部門になじめなかったこととみられる。富士康の広報担当は「現在事態の把握に努めている」とコメントした。