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パワーチップ董事長、「標準DRAM10〜15%減産」


ニュース 電子 作成日:2010年11月8日_記事番号:T00026406

パワーチップ董事長、「標準DRAM10〜15%減産」

 
 DRAM大手、力晶科技(パワーチップ・テクノロジー)の黄崇仁董事長は経済日報とのインタビューで、提携パートナー、エルピーダメモリが実施する11月からの3割減産に追随し、標準型DRAMを10〜15%減産すると語った。8日付経済日報が報じた。
 
 黄パワーチップ董事長は、エルピーダの減産について「DRAM価格が既に不合理な低水準に達していることを買い手に示し、『みんなで利益を守ろう』という意思を表明したもの」と評価。業界全体で10〜15%の減産につながり、DRAM供給量が月1億〜1億5,000万個低下することで、年末には価格が反転上昇すると期待している。

 黄董事長によると、下半期はパソコン市場が伸びず、DRAM販売業者の一部では、在庫水準を通常の1カ月分を大きく下回る2週間まで引き下げているという。こうした中、買い手市場の傾向が進み、1GB(ギガビット)DDR3価格は現在1.5米ドルまで下落している。

 黄董事長は、減産と生産能力増強の抑制により、来年第1四半期にはDRAM景気が回復し、2012〜15年の間は盛況が続くと楽観している。