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司法スキャンダル、判事に最高28年求刑


ニュース 社会 作成日:2010年11月9日_記事番号:T00026409

司法スキャンダル、判事に最高28年求刑

 
 苗栗県銅鑼科学園区の土地開発不正事件をきっかけとする司法界の収賄事件で、最高法院検察署特別偵査組は8日、判事、検事ら事件に関与した8人を収賄罪で起訴し、最高で懲役28年が求刑された。9日付蘋果日報が伝えた。

 被告らは銅鑼科学園区の土地開発不正事件で起訴された何智輝・元立法委員(国民党)から合計900万台湾元(約2,400万円)のわいろを受け取り、裁判で便宜を図ったとして起訴された。

 起訴状によると、主な被告の求刑は、起訴事実を否認している台湾高等法院の蔡光治、陳栄和両判事がそれぞれ懲役28年(罰金150万元)、懲役18年(罰金150万元)、起訴事実を認めた同法院の李春地判事、房阿生元判事がいずれも懲役11年(同200万元)などとなっている。このほか、板橋地検の検察官、元判事、贈賄側の何・元立法委員、その他司法関係者らを含め、計13人が起訴され
た。

 検察は起訴状で、「司法官の品格は正義が唯一の保障だ。検察官、裁判官、弁護士が清廉で公に奉じなければ、社会の公平と正義を守ることはできない。それにもかかわらず、被告は職務上の関係で収賄に及び、法解釈をゆがめ、司法の威信を傷付け、市民の司法に対する信頼を失わせた」と指摘した。