スマートフォンやタブレット型パソコンの出荷増に伴い好調が続くタッチパネル業界では10月、宸鴻光電科技(TPKタッチ・ソリューションズ)、勝華科技(ウィンテック)、洋華光電(ヤング・ファスト・オプトエレクトロニクス)、介面光電(Jタッチ)の4社がそろって単月過去最高の売上高を記録した。11月も引き続き最高を更新する可能性が高く、第4四半期通期では前期比10~35%の成長が見込めそうだ。9日付工商時報が伝えた。
TPKの10月連結売上高は前月比20.3%増、前年同月比258.3%増の85億5,800万台湾元(約230億円)で、1~10月累計では前年同期比161.7%増の413億元。
ウィンテックの10月連結売上高は前月比7.06%増、前年同月比220%増の82億4,700万元。1~10月累計は前年同期比120%増の480億9,000万元。市場予測によると、11月売上高が今年のピークとなり、第4四半期は前期比30%増の可能性もある。
洋華光電は10月が前月比4.5%増、前年同月比19.5%増の18億6,000万元。1~10月は前年同期比40%増の144億7,600万元だった。第4四半期通期では前期比10~15%増と証券会社はみている。
Jタッチは10月が前月比15%増、前年同月比93.6%増の7億5,900万元。第4四半期は前期比30%増と予測されている。