ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

景気後退も、来年初頭に転換点=国泰金


ニュース その他分野 作成日:2010年11月10日_記事番号:T00026441

景気後退も、来年初頭に転換点=国泰金

 
 国泰金融控股の管中閔・首席経済顧問は9日、今年は非常な好景気に恵まれたものの、来年初頭に転換点が訪れる可能性に注意すべきとの提言を行った。10日付経済日報が報じた。

 管中閔顧問は来年の域内総生産(GDP)成長率について、比較対象である今年の数値が高いこと、および石油や天然ガスなどの国際原料価格の上昇が大きなマイナス要因になるとの見方を示した。その上で、成長率の維持には、政府が、中国人観光客の自由旅行開放や海外の指標的な製造・サービス業者の誘致などの新たな経済刺激策を打ち出せるか、および国際的な経済環境の改善にかかっていると指摘した。このほか、来年2月はGDPがマイナス成長に陥る可能性があるが、これは春節(旧正月)の季節要因によるものと説明した。

 一方、シティバンクの鄭貞茂・首席エコノミストは、「来年の成長率は今年の8〜9%の水準ほど高くはならないものの、穏やかな成長を維持する」と楽観視している。