ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

台北MRT新荘線、「12年に輔大駅まで開通」


ニュース 運輸 作成日:2010年11月10日_記事番号:T00026443

台北MRT新荘線、「12年に輔大駅まで開通」

 
 3日に開通した台北圏の都市交通システム(MRT)蘆洲線(忠孝新生〜蘆洲)と、淡水河を渡った台北県側の大橋頭駅で分岐し、台北県新荘市までを結ぶ新路線として計画されている新荘線は、敷設予定地上に存在するハンセン病療養施設、楽生療養院(新荘市中正路)の移転反対運動により工事が遅れている。これについて「選挙への影響を理由に、一挙に利便性を向上させるチャンスを逃した」との批判が上がったことを受け、台北大衆捷運の陳椿亮局長は9日、「やむを得ない措置」と強調しつつ、「(楽生療養院手前の)輔大(新荘市中正路)までを2012年に先行開通させる」と表明した。10日付中国時報が報じた。

 陳局長の発言は、台湾大学建築城郷研究所の夏鋳九教授が、9日付中国時報に投書し、新荘線の工事の遅れを批判したことを受けたもの。夏教授によると、一部専門家が3年前、新荘線の段階的開通を提言したにもかかわらず、政府はこれを顧みなかったという。しかし郝龍斌台北市長も蘆洲線開通式典で、「新荘線は段階的に開通させることになる」と漏らしており、「提言が正しかったことが証明された」と強調した。