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日本企業初の台湾上場、シリコンウエハー成膜のKST申請へ


ニュース 金融 作成日:2010年11月10日_記事番号:T00026445

日本企業初の台湾上場、シリコンウエハー成膜のKST申請へ

 
 シリコンウエハー成膜加工サービスを専業とするケイ・エス・ティ・ワールド(KST、本社・福井市)は、日本企業として初めて、台湾での店頭公開に向けた準備に入った。群益証券を通じ、上場コンサルティングを受け、早ければ2012年の株式公開を目指す。10日付経済日報が伝えた。

 KSTは1998年設立のベンチャー企業で、半導体・光通信用シリコンウエハーの成膜加工サービス、各種シリコンウエハーの販売、環境エネルギー事業を手掛ける。資本金は約17億円。店頭公開に先立ち、来年には興櫃市場(未公開株取引市場)への登録を予定している。

 台湾証券交易所は最近、日本企業を対象に上場誘致活動を展開していたが、店頭市場が先に日本企業の誘致に成功した形だ。

 KSTの川﨑正寛社長は「台湾業務の増加に伴い、将来的には台湾での店頭公開だけでなく、工場設置も進め、日本の技術を台湾に移植し、台湾の顧客にサービスを提供したい」と述べた。