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緑能の太陽電池シリコン、年内に1GW達成へ


ニュース その他製造 作成日:2010年11月10日_記事番号:T00026450

緑能の太陽電池シリコン、年内に1GW達成へ

 
 大同集団の太陽電池用多結晶シリコン(ポリシリコン)ウエハー最大手、緑能科技(グリーン・エナジー・テクノロジー)は9日、米GTソーラーのDSSインゴット炉を追加し、生産能力1ギガワット(GW)の目標を12月に達成すると発表した。10日付電子時報が報じた。

 緑能によると、現在のシリコンインゴット生産能力は850MW、ウエハー生産能力は800MWだが、市場では質の高いウエハーの供給不足が続いており、顧客からの受注が生産能力を50%以上上回っている状態だ。ただ同社は、インゴット、ウエハーとも12月に1GW、来年第2四半期までに1.5GWへと生産能力を拡充する計画だ。

 なお、今回緑能は2004年の設立当初から、GTソーラーのDSSインゴット炉のみを採用。GTソーラーにとっても、緑能を台湾で初めて獲得した顧客として重視するなど関係を深めており、中国シリコンメーカーの積極拡充により世界の大手インゴット製造設備メーカーが受注で満載となる中、緑能にとっては有利に働くとみられる。