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台湾中油、中国・渤大化工にプロピレン輸出【表】


ニュース 石油・化学 作成日:2010年11月10日_記事番号:T00026453

台湾中油、中国・渤大化工にプロピレン輸出【表】

 
 台湾中油は、中国の渤大化工とプロピレン輸出契約を結ぶなど、石油化学原料の対中輸出を拡大する構えを見せている。10日付経済日報が伝えた。
 
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 台湾中油幹部はこのほど中国東北部を訪問し、対中輸出拡大の足掛かりとして、渤大化工と輸出契約を結んだ。5年以内に対中輸出を100億台湾元(約271億円)以上に伸ばすのが目標だ。

 渤大化工には長期契約方式で、来年初めからプロピレンやo−キシレンを毎月1,000~2,000トン輸出する。当初輸出量は少ないが、大林製油所(高雄市小港区)の重油加工プラントで年産45万トンのプロピレン生産が可能になることなどを受け、対中輸出を拡大したい構えだ。
 
 一方、中国石油化学工業開発(CPDC、中石化)、李長栄化学工業(栄化)、信昌化学工業など台湾中油からプロピレンの供給を受ける地場石化メーカーは、コスト上昇や物量確保への影響に懸念を抱いている。