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奇美電、10月は10%減収


ニュース 電子 作成日:2010年11月10日_記事番号:T00026461

奇美電、10月は10%減収

 
 液晶パネル最大手、奇美電子(チーメイ・イノルックス)が9日発表した10月の連結売上高は、前月比10.7%減の406億9,000万台湾元(約1,100億円)だった。出荷量は大型パネル(半製品、モジュール、システム含む)で前月比8.2%減の970万台分、中小型パネルが同1.1%減の3,730万枚だったものの、台湾メーカーで最多だった。10日付経済日報が伝えた。

 一方、中堅メーカー、中華映管(CPT)の10月連結売上高は前月比4.9%減、前年同月比5.5%増の56億300万元で、同業他社が2けたの減収だった中で、減少幅が業界最小だった。大型パネル出荷枚数は182万枚で、前月比10.3%増と、業界で唯一成長した。中小型は同13.2%減の3,134万枚。

 液晶パネル景気は10月で底を打ち、11月は価格や稼働率など各方面で10月と横ばいか小幅の上昇となる見込みだ。

 市場調査会社、ディスプレイサーチの予測では、台湾メーカーの稼働率は第3四半期の70~80%から、第4四半期は65~70%に下落、韓国メーカーでも第3四半期の80~85%から、第4四半期には75~80%に落ち込む見通しだが、減産が進むことで景気回復のペースが速まるとみている。