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自動車用NORメモリー、台湾勢が参入に意欲


ニュース 電子 作成日:2010年11月10日_記事番号:T00026463

自動車用NORメモリー、台湾勢が参入に意欲

 
 半導体メモリー大手の旺宏電子(マクロニクス・インターナショナル)、華邦電子(ウィンボンド・エレクトロニクス)は最近、海外の大手メーカーに握られている自動車用NOR型フラッシュメモリー市場への参入を目指している。10日付電子時報が伝えた。

 両社は現在、自動車部品商社に売り込みをかけており、大手自動車メーカーからの部品受注に成功すれば、3〜5年にわたる安定供給が見込める。
 
 業界関係者によると、自動車用メモリーにはさまざまな種類があり、エンジンや安全システムに使われるメモリーは技術的要求が高く、参入には3年以上のテストと認証取得が必要だ。このため、台湾メーカーは比較的参入が容易な計器盤、車内エンターテイメント、衛星ナビゲーション、車内オーディオなどの分野を狙っている。

 このうち、ウィンボンドは、SDRAMで自動車用メモリー市場に参入を果たしたのに続き、NOR型フラッシュメモリーでも市場参入を目指している。業界では、米半導体大手のマイクロン・テクノロジーも自動車用NOR型フラッシュメモリーの認証を進めており、来年にも量産開始を目指している。