ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

TSMCの11年設備投資、26億ドル分を決定【表】


ニュース 電子 作成日:2010年11月10日_記事番号:T00026465

TSMCの11年設備投資、26億ドル分を決定【表】

 
 ファウンドリー世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)は9日の董事会で、来年の設備投資26億8,376万米ドルを承認した。主に12インチウエハー工場拡充とパッケージング・テスティング(封止・検査)に充てる。10日付電子時報などが伝えた。

T000264651

 
 全体の7割を占める18億8,000米ドルは、▽同社3基目の大型12インチ工場となるFab15(中部科学工業園区)の試験生産ライン設置▽先進プロセス▽12インチウエハレベルチップサイズパッケージ(WL−CSP)▽特殊な製造プロセス──に投じる。残る8億376万米ドルは研究開発(R&D)などに充てる。このほか、欧州で太陽エネルギー事業を展開する「TSMCソーラー・ヨーロッパ」に940万ユーロ(約10億5,600万円)を追加投資する。

 Fab15は、来年6月から設備搬入、2012年第1四半期より28ナノメートル製造プロセスで量産する予定だ。月産能力は10万枚以上を見込む。将来的には3,000億元を投じ、40ナノ、28ナノプロセスのほか、20ナノの研究開発(R&D)も進める計画だ。なお、既存のFab12(新竹科学工業園区)とFab14(南部科学工業園区)の月産能力は合計20万枚で、年末には24万枚まで拡大する見通しだ。