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悠遊カード、「将来は中国でも使用可能に」


ニュース 商業・サービス 作成日:2010年11月11日_記事番号:T00026478

悠遊カード、「将来は中国でも使用可能に」

 
 主に台北圏で使用される、公共交通機関の運賃支払いに加え、コンビニエンスストアなどでの少額支払いも可能なICカード「悠遊カード(イージーカード)」が将来的に中国でも使用可能になる可能性が出てきた。

 11日付経済日報によると、悠遊カードを発行する悠遊卡公司の劉奕成董事長は10日、北京で開かれた両岸金融学術シンポジウムで、悠遊カードは2012年までに台湾全土で使用可能になるとの見通しを示した上で、中国を含む海外への普及も2年間あれば可能だとの認識を示した。

 劉董事長は「監督機関が同意すれば、すぐにでも(準備を)開始できる。技術上は問題ない」と述べた。

 中国で悠遊カードの使用を可能にするには、台湾元と人民元による通貨決済の問題が生じるが、将来的にはカードに2枚のチップを搭載し、台湾元と人民元のプリペイド機能を分けることも可能なほか、1枚のチップで両通貨を換算して決済することも可能だとの認識を示した。

 劉董事長は「台湾交通部はカードリーダーで複数種類のカードを使用できるようにする方向で、来年末までに悠遊カードが高雄MRTで使用できるようになるほか、12年には台中にも使用範囲を拡大する。将来は北京、上海でも使用できるようにしたい」と述べた。