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エイサー10月売上高、36%の大幅減【図】


ニュース 電子 作成日:2010年11月11日_記事番号:T00026487

エイサー10月売上高、36%の大幅減【図】

 
 宏碁(エイサー)が10日発表した10月売上高は前月比35.9%減、前年同月比26.54%減の374億600万台湾元(約1,022億円)で、1~10月累計では前年同期比14.4%増の4,465億6,000万元となった。10月の大幅減収に市場の注目が集まっているが、同社は「経営状況は単独売上高ではなく、連結売上高と四半期ごとの財務報告を指標とすべき」と強調した。なお、前年比のマイナスについては、「昨年は9月に部品不足が起きて10月に出荷が集中したため」と説明した。11日付工商時報が伝えた。
 
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 エイサーは前回の業績説明会で、感謝祭、クリスマスの購買意欲は悪くないとの観測であるほか、先月吸収した中国・方正科技(ファウンダー・テクノロジー・グループ)パソコン部門の貢献が見込めるため、「第4四半期のブランド事業売上高は前期比5~10%成長するという予測に変わりはない」と強調した。

 また証券会社も、7月は非連結で40%減収となったものの、第3四半期通期の連結売上高が同社予測に合致する前期比11.5%増となったことから、10月の大幅減収について特に問題視はしていない。

 なお同社は、来年の売上高を今年比10~15%増、今後3年の出荷台数成長率は年平均20~25%と予測している。