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鴻海の10月売上高、過去2番目の高水準


ニュース 電子 作成日:2010年11月11日_記事番号:T00026488

鴻海の10月売上高、過去2番目の高水準

 
 鴻海精密工業が10日発表した10月売上高は、前月比4.17%減、前年同月比49.82%増の2,429億900万台湾元(約6,610億円)だった。前月に記録した2,534億7,600万元の過去最高売上高に次ぐ高水準となった。11月は今年のピークを迎え、2,600億元を超える可能性もあると証券会社はみている。1~10月累計は前年同期比61.1%増の1兆8,366億元。11日付工商時報が伝えた。

 傘下の中国・富士康国際(FIH)関係者によると、受託生産しているスマートフォン「iPhone 4」の出荷台数が1日平均13万~14万台に上るなど、アップル製品の生産ラインは、第4四半期の需要期に向け極限状態で稼動しているという。しかし10月は、台湾元の対米ドル為替相場が1.75%上昇し、これが減収要因となったようだ。

 丁祈安・同社副総経理も10月売上高が予測を下回ったことについて、「中国の国慶節(建国記念日)連休による稼働日数減少のほか、台湾元高も多少影響した」と説明した。10月の出荷状況については「コンシューマー向け製品は好調、ネットワーク製品および通信設備の受注も微幅で成長する」と語った。