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TSMCの10月売上高、元高影響せず増収維持【図】


ニュース 電子 作成日:2010年11月11日_記事番号:T00026496

TSMCの10月売上高、元高影響せず増収維持【図】

 
 台湾積体電路製造(TSMC)が10日発表した10月連結売上高は、前月比2.1%増、前年同月比27.2%増の384億2,700万台湾元(約1,050億円)で、8カ月連続で過去最高を更新した。10月は台湾元高の影響で、聯華電子(UMC)、世界先進積体電路(VIS)などファウンドリーの同業各社が減収となったが、TSMCは新規生産ラインの稼働と40ナノメートル製造プロセスの受注好調により増収を維持した。11日付工商時報が伝えた。

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 TSMCは、米エヌビディア(NVIDIA)、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)の次世代チップの受注が大幅に増加し、またAMDや威盛電子(VIAテクノロジーズ)向けにCPU(中央処理装置)の40ナノプロセスでの量産を開始しており、65ナノ以下の製造プロセスでの生産は、需要に追い付かない状況が続いている。

 TSMCは第4四半期の業績予測について、台湾元の対米ドルレートを1ドル=30.6元として、売上高は1,070億〜1,090億元、粗利益率は48〜50%となるとみている。