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コーリャン酒一気飲み女子大生死亡、男子学生を起訴


ニュース 社会 作成日:2010年11月12日_記事番号:T00026500

コーリャン酒一気飲み女子大生死亡、男子学生を起訴

 
 2008年11月に東海大学(台中市)の日本語学部に在籍していた女子学生、頼宣諭さんが、金門島出身の男子学生との賭けに応じ、同島名産の「金門高梁(コーリャン)酒」(アルコール度数58度)を一気飲みして、昏睡(こんすい)状態に陥り死亡した事故で、台中地検は男子学生5人を過失致死の罪で起訴した。12日付自由時報が伝えた。

 調べによると、頼さんは男子学生から750ミリリットル入りのコーリャン酒を飲み干せば600台湾元(約1,600円)を受け取れるという約束で、500ミリリットルを飲んだところで顔面蒼白(そうはく)となり倒れ、宿舎で翌日死亡した。司法解剖の結果、頼さんは急性アルコール中毒で死亡したことが分かった。

 女子学生は同意の下で賭けに応じていたが、検察は「金門島出身の学生であれば、コーリャン酒のアルコール度数は知っていたはずなのに、頼さんに一気飲みを促した。さらに宿舎担当者に体調に留意するよう依頼する注意義務を怠った」などとして、起訴に踏み切った。

 起訴された男子学生もその後、自責の念から不眠症や情緒不安定の症状を訴えていたという。