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UMC・中釉の合弁会社、太陽電池銀ペーストをサンプル出荷


ニュース その他製造 作成日:2010年11月12日_記事番号:T00026506

UMC・中釉の合弁会社、太陽電池銀ペーストをサンプル出荷

 
 聯華電子(UMC)がセラミック素材メーカー、中国製釉集団(中釉)と合弁で設立した太陽電池材料メーカー、致嘉科技(EXOJETテクノロジー)がこのほど銀ペーストのサンプル出荷を開始した。証券会社は、利益率の高い銀ペースト事業への参入を好感しており、UMCの資金力とその顧客リソースおよび中釉の素材メーカーとしての経験と技術が、世界大手との競争に有利とみられる。12日付経済日報が報じた。

 致嘉科技は、もともと受動部品およびプリント基板(PCB)用材料メーカーとして2002年に設立され、中釉が出資比率50%を超える最大株主となっていた。その後の増資で、中釉は30%まで出資比率を下げ、傘下の宏誠創業投資を通じて出資していたUMCが40%まで持ち株比率を拡大し最大株主となるとともに、同社は発光ダイオード(LED)や太陽電池など向け材料の分野に参入した。

 UMC幹部は、「当グループは結晶シリコン太陽電池、薄膜太陽電池、および中国で太陽光発電システム、太陽光発電所事業を展開しており、材料事業への参入で垂直統合が完成した」と語った。