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化繊原料業界、相場上昇で大幅増益へ


ニュース その他製造 作成日:2010年11月12日_記事番号:T00026508

化繊原料業界、相場上昇で大幅増益へ

 
 化学繊維原料となる高純度テレフタル酸(PTA)、エチレングリコール(EG)の相場は、最近2週間でそれぞれ28%、22%急騰し、遠東新世紀(ファーイースタン・ニューセンチュリー、旧遠東紡織)、東聯化学(OUCC)、中国人造繊維(中繊、CMFC)などは、第4四半期に大幅な増益が見込まれている。12日付工商時報が伝えた。

 遠東新世紀と東聯は、中台のPTAプラントが昨年、合計で30億台湾元(約82億円)の利益を上げたが、今年もそれを上回る収益が見込まれる。中繊は第2四半期まで損益が均衡していたが、第3四半期にはEG相場と加工糸相場の高騰により、昨年の赤字分に相当する15億元の収益を上げた。

 このほか、フィラメント加工糸の相場も原料のPTA相場に連動する形で、10月に1キログラム当たり3元、11月初めに同10元急騰し、力麗企業、宜進実業、聯発紡織纖維など加工糸メーカーも好業績が期待される。