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ガソリン・軽油の小売価格、15日から値上げへ


ニュース 石油・化学 作成日:2010年11月12日_記事番号:T00026509

ガソリン・軽油の小売価格、15日から値上げへ

 
 原油価格の上昇を受け、台湾中油と台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル)は15日にもガソリン、軽油の小売価格を1リットル当たり0.5台湾元(約1.4円)引き上げる。ガソリン価格(無鉛、オクタン価95)は昨年末以来の高値となる同31元となる見通しだ。12日付経済日報が伝えた。

 ニューヨーク原油先物市場(12月渡し)は、11日に1バレル=87.81米ドルまで上昇し、冬季の需要期を迎え、市場では先高観が強まっている。

 経済部高官は同日、「石油価格と物価の動向を引き続き監視するが、値上げ凍結を議論すべき時期には至っていない」と述べ、政策的にガソリンや軽油の価格を凍結する緊急措置の発動には消極的な姿勢を示した。

 一方、呉敦義行政院長は同日、米国の追加的な量的緩和による投機資金流入でインフレ圧力が強まる事態に備え、関係官庁に物価動向を注視するよう指示した。今後は必要に応じ、陳冲・行政院副院長が物価安定小委員会の会合を招集し、物価の異常変動を防ぐ方策を講じる方針だ。