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「住民投票は挑発ではない」、陳総統が反論


ニュース 政治 作成日:2007年9月14日_記事番号:T00002651

「住民投票は挑発ではない」、陳総統が反論

 
 米政府高官が台湾の国連加盟に向けた住民投票を相次いで批判していることについて、陳水扁総統は12日、米ウォールストリート・ジャーナルのインタビューに対し、「住民投票は挑発ではなく、台湾海峡の現状を守り、台湾の民主を確保するものだ」と述べ、総統選挙後にも「何も起きない」と強調した。中国時報(電子版)が報じた。

 陳総統の発言は、米国のクリステンセン次席国務次官補(東アジア担当)が、台湾の国連加盟に向けた住民投票を、「不必要な挑発」などと批判したことなどを受けたものだ。陳総統は米台関係を「仲が良い夫婦でもけんかはするものだ」と形容し、クリステンセン次席国務次官補は住民投票自体に反対したのではなく、「台湾」という名義による国連加盟申請が、現状と国号の変更に当たるため、支持できないのではないかと分析した。

 その上で、陳総統は「中華民国」という名義で国連加盟申請を行っても、米国が支持することはないと指摘。「中華民国という名義を使えず、変更もできないとすればいったいどうすればいいのか」と問い掛けた。
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国連加盟デモは、民進党による久々の大型動員となりそうだ。国民党も同日、「中華民国名義による国連復帰」を訴えるデモを行う
(中央社)