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台プラ寧波プラント拡張計画、年末に着工【表】


ニュース 石油・化学 作成日:2010年11月12日_記事番号:T00026511

台プラ寧波プラント拡張計画、年末に着工【表】

 
 台塑集団(台湾プラスチックグループ)が24億3,000万米ドルを投じる予定の、中国浙江省の寧波石化プラントにおける拡張工事は、10月末にすべての計画で現地政府による環境影響評価審査を通過し、年末に相次いで着工できる見通しとなった。同グループ幹部によると、2012〜13年にすべてのプラントで量産に入り、1,000億台湾元(約2,740億円)の販売額を創出すると見込まれる。12日付蘋果日報が報じた。
 
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 台プラが寧波に計画しているのは、▽南亜塑膠工業(南亜プラスチックス)のビスフェノールA(BPA)、可塑剤ジオクチルフタレート(DOP)プラント▽台湾化学繊維(フォルモサ・ケミカルズ&ファイバー、台化)のフェノール類(年産30万トン)プラント、高純度テレフタル酸(PTA)第2プラント(同150万トン)▽台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス)のポリ塩化ビニル(PVC)プラント拡張──など。

 寧波計画ではわずか3カ月で手続きが終了したことに対し、台プラ幹部は「中国でも省エネ・二酸化炭素(CO2)排出削減が強く叫ばれているが、それでも許可が下りたのは、同グループの環境保護に対する取り組みを当局が認めたということ」と強調した。