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地球温暖化防止で新技術基準、欧州参考に


ニュース その他分野 作成日:2007年9月14日_記事番号:T00002652

地球温暖化防止で新技術基準、欧州参考に

 
 経済部工業局は13日、地球温暖化防止に向け、欧州連合(EU)が産業界を対象に定めた「利用可能な最善の技術」(BAT)と呼ばれる技術基準を参考にして、台湾版BATを年内に業種別に制定する方針を固めた。

 欧州連合は1996年にBATを定め、99年以降に新設される工場に最新技術の採用を義務付けたほか、それ以前から操業している工場についても今年までに基準を満たすように求めてきた。

 経済部は年内に台湾版BATの認定基準を取りまとめ、来年からエネルギー集約型産業で二酸化炭素の排出量を段階的に削減するとともに、新たな投資案件に関しては、二酸化炭素の排出削減計画の提出を求めていく方針だ。業界団体に呼び掛け、設備更新やエネルギー効率の向上などを求めていく。

 立法院では「温室気体減量法」(温室効果ガス削減法)草案の審議が進んでおり、同法にも温室効果ガスの総量規制が実施された後、台湾版のBATを制定することが盛り込まれている。経済部は同法成立を待たず、BATの基準づくりを進めることにした。