ニュース
電子
作成日：2010年11月12日_記事番号：T00026521
偏光板の明基材料、生産能力拡張図る
12日付電子時報によると、明基友達集団傘下の偏光板メーカー、明基材料（ＢｅｎＱマテリアルズ）は、需要拡大を受けて、南部科学工業園区（南科）で力特光電科技（オプティマックス・テクノロジー）の偏光板生産ライン２本を買収するなど、生産能力拡大を進めている。世界シェアを昨年の9.6％（４位）から今年は12％へと引き上げる構えだ。
昨年、世界の偏光板業界シェアは、首位が日東電工（29％）で、次いでＬＧ化学（19.7％）、住友化学（20％）。今年はそれぞれ、26.3％、20.5％、17％となる見通し。明基材料は生産能力拡大を急ぎ、３位躍進を狙う。
同社の偏光板の売上比率は90％。林恬宇総経理は、既存の液晶テレビ、モニター、ノートパソコン向けの高透過率、高耐久性製品のほか、来年上半期には広視野角、低色度製品の量産を開始すると明らかにした。
