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作成日:2010年11月15日_記事番号:T00026529
大リーグ・ジャイアンツ、台湾開幕戦は見送りへ
米大リーグ(MLB)で今年のワールドシリーズを制したサンフランシスコ・ジャイアンツの、来シーズンの開幕戦を台湾で開催する計画が進められていたが、MLB公式ホームページが13日、ジャイアンツの開幕戦対戦相手、アリゾナ・ダイヤモンドバックスの広報担当者の話として報じたところによると、ジャイアンツは結局開幕戦の台湾実施の見送りを決めたようだ。14日付自由時報などが報じた。
同計画は昨年、シーズン中から進められ、ジャイアンツも前向きに検討していたとされる。しかし、56年ぶりにとなるワールドシリーズまで戦ったことで、他チームに比べオフシーズン入りが遅くなった上、台湾で開幕戦を実施することになれば、春季キャンプ入りが早まるため、選手の間で反対の声が高まったようだ。
同ゲームの実現に向け、ジャイアンツと交渉を行っていた台湾のスポーツ興行会社、悍創運動行銷公司は「まだ大リーグ側からは正式な通知を受けていない」とした上で、「0.1%でも可能性があるならばあきらめない」とコメント。MLBの報道によるとダイヤモンドバックスの来台意欲は高いと思われるため、サンディエゴ・パドレスなどに対戦相手を代えて実施することも視野に入れている。