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陳前総統「国共合作で死地に」、特別抗告へ


ニュース 社会 作成日:2010年11月15日_記事番号:T00026530

陳前総統「国共合作で死地に」、特別抗告へ

 
 工業用地不正売買をめぐる収賄などで有罪と服役が確定した陳水扁前総統は12日、「判決は違憲であり、国民党と中国共産党が手を組んでわたしを死地に置いたものだ」などとする声明を発表した。13日付蘋果日報が報じた。
 
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陳前総統が拘置されている台北看守所前には大勢の支持者が集まり、判決の不当性と釈放を訴えた(12日=中央社)
 
 陳前総統は同日、鄭文龍弁護士らと今後の対応を協議した。鄭弁護士によると、有罪が確定した工業用地の関連、および黄敏薫・前台北国際金融大楼(台北101ビル)董事長との金銭のやりとりは、いずれも総統の職権とは関係なく判例違反に当たるとして、今後、最高法院への特別抗告を行う方針だ。

 陳前総統と12日面会した翁金珠立法委員(民進党)によると、陳前総統は南アフリカのマンデラ元大統領が27年間投獄されていたことを例に挙げて「平常心で服役する」と述べ、支持者に対し「5直轄市長選で団結し、勝利してこそ台湾にはチャンスがある」と呼び掛けた。

 陳前総統の声明に対し羅智強・総統府報道官は、「個別の司法事件に介入しないことが馬英九総統の価値観だ」と発言し、「政治裁判」との見方を否定した。