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修士以上の高学歴者、4分の1が電子産業に


ニュース その他分野 作成日:2010年11月15日_記事番号:T00026532

修士以上の高学歴者、4分の1が電子産業に

 
 行政院主計処の最新調査によると、2009年末時点で、修士または博士の学位を持つ被雇用者29万8,000人のうち14万人が製造業に従事、さらに全体の4分の1近くの約7万人が半導体や液晶パネルなどの電子関連産業に従事していることが明らかになった。高学歴者の電子産業志向が数字ではっきりと表れた形だ。14日付工商時報が伝えた。

 同調査によると、09年末の台湾の工業・サービス部門(非農業部門)の被雇用者は652万人、うち大学卒以上は186万人と全体の28.4%を占めた。

 被雇用者のうち修士または博士の学位を持つ人の比率は全体の4.6%だが、電子部品製造業では13.6%に上った。また、▽コンピューター・電子製品製造業▽法律・会計サービス業▽情報通信・放送業▽金融業▽建築建設サービス業──では軒並み10%を超えた。主計処は、高学歴者の比率は各産業の給与水準の高さと関係があるとの見方だ。

 一方、人材派遣業の被雇用者のうち、大学の学位を持つ人は3万人、修士以上の3,700人と合わせて、全体の3割に達した。主計処はこれについて「さまざまな企業の人材ニーズに応えるために、例えば情報産業など大学以上の学歴が必要なことが多い」と説明しつつ、「高学歴者の比率の高さは意外な結果であり、金融危機の不景気で就職難となったことも関係あるのか検討の余地がある」と表明した。