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高脂血症、大部分が食生活に問題


ニュース 社会 作成日:2007年9月14日_記事番号:T00002654

高脂血症、大部分が食生活に問題

 
 台北献血センターが、今年6月30日~7月30日に同センターで献血をした人のうち、高脂血症と診断された献血者(年齢は31~50歳、男女比率は約4対1)を対象に行った調査によると、8割が脂っこく甘い食べ物を好む傾向があり、85%は体格指数BMI値が24を超える肥満だということが分かった。

 また、高脂血症の献血者の9割は肉類が好物で、しょうゆ煮込みや揚げ物・炒め物など油を多く使う調理方法を好んでいた。3割はケーキやクッキーなどお菓子を食べる習慣があり、8割はジュースなど糖分を含む飲み物を飲む習慣があった。

 高脂血症とは、血液中のコレステロールや中性脂肪が増えた状態で、生活習慣病の発病誘因とされている。台北医学大学付設医院の蘇秀悦栄養室主任によると、高脂血症の主な原因は食生活の乱れや油脂や甘い物の摂取過多。中性脂肪値が上昇したときに血液中に大量に増えるリポタンパクの代謝異常によって引き起こされることもある。

 台北献血センターが2006年に破棄した高脂血症の血液は、毎月平均2,000袋にも上る。食後は血液中のリポタンパクが増加するため、献血は食後2~3時間後に行うのが良いという。

 高脂血症治療には、高繊維・低脂肪の食生活が良い。蘇主任は、ごはんやめんなどでんぷん質の主食は少なめに、豆乳や豆腐などの豆製品を多めに取ることを勧める。一価不飽和脂肪酸(オレイン酸)を多く含むオリーブオイルも、高脂血症を抑制する効果があるという。