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自動車・二輪車
作成日:2010年11月15日_記事番号:T00026547
ヤマハ「ニューシグナスX」、1.6万台リコール
ヤマハ発動機の台湾法人、台湾山葉機車(ヤマハモーター台湾)は12日、3月8日〜8月9日生産の排気量125ccバイク「ニューシグナスX(新勁戦125)」のリコール(回収・無償修理)を実施すると発表した。同社は先月以降、3月以降に同車種を購入した所有者から、計器パネルが点滅したり、燃料残量や時速が表示されないことがあるとの声が寄せられ、調査の結果、計器パネルの電子部品に問題があることが判明したと説明した。リコール対象は台湾全土で1万6,000台余り。13日付蘋果日報が報じた。
台湾ヤマハによると、部品交換の所要時間は30分ほど。今月下旬に所有者宛に無料交換について書留郵便で通知する。フリーダイヤルは0800−880121。
今月初旬に同車種2010年型モデルの所有者から蘋果日報に対し、計器パネルが不規則に点滅する欠陥を指摘する投書が寄せられ、ヤマハが自主的にリコールしないことを批判する声も上がっていた。
このため、交通部や行政院消費者保護委員会(消保会)も関心を示していたが、台湾ヤマハが全面リコールに踏み切ったことを受けて消保会の呉政学・消保官組組長は、責任を負う態度は評価できるが、引き続き実際のリコール状況を注視すると語った。