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エルピーダ、台湾でTDR発行へ


ニュース 電子 作成日:2010年11月15日_記事番号:T00026554

エルピーダ、台湾でTDR発行へ

 
 日本の半導体大手、エルピーダメモリは、今週中にも台湾証券交易所に対し、台湾預託証券(TDR)の上場を申請するもようだ。13日付工商時報が伝えた。

 エルピーダのTDR発行に向けては、経済部工業局が12日、同社のTDRを「ハイテク銘柄」に指定するための技術創新評估会議(技術革新評価会議)を開き、「指定適当」との判断が下された。

 エルピーダは台湾でのTDR発行を契機として、台湾のDRAMメーカーとの協力をさらに強化し、台湾への研究開発(R&D)拠点の設置を計画している。エルピーダの坂本幸雄社長は最近、円高を背景として、台湾のDRAMメーカーへの2〜3割出資、または相互出資を検討していると明らかにしている。

 エルピーダは当初、台湾創新記憶体(TIMC)を通じた台湾DRAM業界再編計画に加わる方向だったが、構想が頓挫したため、今後は持ち株会社の設立によって提携企業を一つにまとめ、韓国勢に対抗する構想を描いているとされる。