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陳前総統夫人、「来世でも夫婦になりたい」


ニュース 社会 作成日:2010年11月16日_記事番号:T00026558

陳前総統夫人、「来世でも夫婦になりたい」

 
 桃園県龍潭郷の工業用地不正売買をめぐる収賄事件などで、陳水扁前総統と呉淑珍夫人に対する有罪と懲役11年以上、同8年以上の服役がそれぞれ確定し、いずれも近く刑務所に収監される見通しとなる中、呉夫人は15日、長男の陳致中氏を伴い、最高法院の判決後初めて台北看守所(拘置所)を訪れ、陳前総統と面会した。16日付聯合報が伝えた。

 陳致中氏によると、呉夫人は陳前総統に対し、「来世でも夫婦になりたい」と告げたという。

 陳致中氏は「これが人生で最後の対面になるかもしれないと考える両親の心中はよく分かる」と述べた上で、陳前総統が残る事件の判決によっては刑期が最高で20年に伸びる可能性があることを念頭に、「父は(これまでの収監期間を差し引いた)19年間を生きられるとは限らない。健康状態が悪い母はなおさらのことだ。二人は面会時とてもつらそうな様子だった」と語った。

 陳致中氏は同日、母親の車椅子を押し、高雄から台北看守所を尋ねた。付近には陳前総統の支持者が詰め掛けたが、二人は支持者に手を振ることもなく看守所を離れた。