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台北市長選、現職郝氏が7.7ポイントリード


ニュース 政治 作成日:2010年11月16日_記事番号:T00026559

台北市長選、現職郝氏が7.7ポイントリード

 
 来週27日に行われる5直轄市長選挙で、中国時報の最新支持率調査によると、台北市では現職で国民党公認の郝龍斌氏が47.3%で、民進党公認の蘇貞昌氏(39.6%)を7.7ポイント差でリードしている。同紙が16日報じた。
 
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21日に行う国民党の選挙イベント「台北のために歩く」を発表する郝龍斌氏。カーニバル風の楽しい雰囲気で陣営を盛り上げる計画だ(15日=中央社)
 
 郝氏は新生高架道路補修工事の入札をめぐる不正で、市秘書長が起訴された事件などにより逆風が伝えられていたが、選挙戦終盤になって勢いを盛り返している。台北市は国民党支持層の割合が高いため、蘇氏が政党色を薄める戦術を取っている一方、郝氏は蘇氏が陳水扁政権の行政院長を務めていた際の台北市政への対応や、中国との海峡両岸経済協力枠組み協議(ECFA)に対する姿勢などで蘇氏を激しく攻撃している。

 なお、民進党の支持率調査では、蘇氏が40.8%、郝氏が39.3%で、蘇氏が1.5%リードしている。

 中国時報によると、このほか新北市(現台北県)は国民党の朱立倫氏(45.6%)が民進党の蔡英文氏(41.6%)をリード。高雄市は民進党の現職、陳菊氏(46.0%)が、同党を離党して立候補した楊秋興氏(24.0%)、国民党の黄昭順氏(13.7%)をリードしている。

 公職人員選挙罷免法の規定により、投票日まで10日以内になると支持率調査を公表できなくなる。このため今回は大手メディアが報じる最後の支持率調査となる。