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南山人寿売却の5原則、金管会が再確認


ニュース 金融 作成日:2010年11月16日_記事番号:T00026565

南山人寿売却の5原則、金管会が再確認

 
 行政院金融監督管理委員会(金管会)の陳裕璋主任委員は15日、立法院での答弁で、米保険大手AIGによる南山人寿保険売却について、長期的に経営権を保有する意思の有無など当初示した5つの原則に基づき審査を進める方針を強調した。16日付工商時報が伝えた。

 5つの原則とは、▽保険契約者や従業員の権益を保障すること▽資金源が合法的であること▽保険業を経営する専門能力を有すること▽南山人寿を長期的に経営する意思があること▽将来の増資需要に対応する財務能力があること──を指す。いずれも香港の中策集団(チャイナ・ストラテジック・ホールディングス)とプリマス・フィナンシャル・ホールディングスが落札した前回の売却入札時に示された原則を再確認した形だ。

 一方、黄天牧・金管会保険局長は「AIGは既に適切なルートで金管会に南山人寿の売却を再び目指す意向を伝えてきており、具体的な売却計画は検討中で決まっていない」と述べ、AIG側と緊密に意思疎通を図っていることを示唆した。