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万泰銀で預金流出続く、公的追加支援を準備


ニュース 金融 作成日:2007年9月14日_記事番号:T00002657

万泰銀で預金流出続く、公的追加支援を準備

 
 経営危機が表面化した万泰商業銀行から預金流出が止まらない事態を受け、行政院金融監督管理委員会(金管会)の張秀蓮主任委員はこのほど、台湾銀行、土地銀行、台湾郵政の各政府系金融機関に対し、万泰銀に各100億台湾元(約348億円)、計300億元の預金を行う準備を整えるよう指示していたことが分かった。聯合報が業界関係者の話として伝えた。

 政府系金融機関による預金支援は、万泰銀の流動性不足を解消することが目的で、これまでに台湾銀と台湾郵政が計120億元を万泰銀に預金している。

 万泰銀をめぐっては、米SACプライベート・キャピタルと米ゼネラル・エレクトリックが計300億元の増資引き受けを表明しているが、実際に増資が実現するかどうか不透明との見方もあり、預金流出が続いている。