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糖尿病の合併症新薬、懐特生技が欧州特許取得


ニュース 医薬 作成日:2010年11月16日_記事番号:T00026571

糖尿病の合併症新薬、懐特生技が欧州特許取得

 
 製薬の懐特生技新薬(ファイトヘルス)が開発した、糖尿病が引き起こす合併症、糖尿病性腎症の治療薬「懐特糖宝」がこのほど、欧州特許庁(EPO)から特許登録許可の通知を受けた。台湾、米国に続く特許取得だ。16日付工商時報が伝えた。

 「懐特糖宝」は植物由来の新薬で、糖尿病患者の体内に生成され、合併症を引き起こす原因となる糖化最終産物(AGE)を減少させる効果があるという。懐特生技によると、世界1億9,000万人の糖尿病患者のうち、約3分の1に当たる6,000万人が糖尿病腎症を発症しているとされるが、現在安全で有効な治療薬はなく、同新薬の価値は高いとしている。

 現在台北と台中の栄民総医院などで、米食品医薬品局(FDA)による認証取得に向け第2期臨床試験を行っており、早ければ2012年内に完了する見通しだ。

 同社はまた、12月に開催予定の中台民間トップ会談(江陳会)で、新薬の認証をめぐる手続きの緩和が実現することを期待し、既に中国の製薬会社とライセンス授権や臨床試験における協力に向けた交渉を始めている。