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台新金控、重慶で自動車ローン事業参入へ


ニュース 金融 作成日:2010年11月17日_記事番号:T00026589

台新金控、重慶で自動車ローン事業参入へ

 
 台新金融控股の呉東亮董事長は、17日に中国重慶市で現地の自動車・バイクメーカー、力帆集団の尹明善董事長と会談し、自動車ローン関連の合弁会社設立で合意する見通しだ。合弁会社の経営権は台新金控側が握るもようだ。17日付工商時報が伝えた。

 中国では2006年に外資系銀行の人民元業務参入が認められ、同時に自動車ローン事業の展開も可能となった。その後、中台間の金融市場開放を受け、台湾の銀行による中国での自動車ローン事業参入は時間の問題となっていた。

 尹董事長は同紙取材に対し、台新金控側の積極的なアプローチを受け、双方が自動車ローン業務での提携で合意する見通しとなったことを明らかにした。今年10月には台新金控の蔡孟峰策略長が力帆集団を訪問し、交渉を行っていた。

 尹董事長は「今回の(呉董事長との)会談では、合弁会社設立について突っ込んだ話し合いを行う。台湾の金融機関は経験が比較的豊富なので、資金面だけでなく、金融管理システムについても、台新金控に頼ることになる」と述べた。ただ、力帆集団の系列企業が今月25日に上海で株式上場を予定しているため、合弁会社の出資比率や資本金などについては言及を避けた。